2014年7月10日木曜日

2014-07-10

拉致被害者を人質にとりミサイル発射で威嚇を繰り返す北朝鮮との外交は、際どい交渉だ。

2014/7/10付

 人質を取って立てこもるという事件が、ときどき起きる。警察はなだめすかして犯人の説得に努め、多少の差し入れなどもしてやって粘り強くじっくり敵と向き合うわけだ。ところがそういうやり取りのさなかにも、威嚇のためなのか銃をぶっ放す手合いが少なくない。

▼北朝鮮がきのうまた、日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射してみせたのもそのたぐいだろうか。拉致問題などを再調査するという委員会設置と引き換えに日本が独自制裁の一部を解除し、いずれ最初の報告が……と注目が集まるなかでの愚行だ。弾道ミサイル発射は6月末にもあった。国連決議などどこ吹く風である。

▼代替わりしているといっても、自ら繰り広げた日本人拉致を「再調査」とは本来おかしな話だがそこは目をつぶるとしよう。だからせめて一意専心、この機会に洗いざらい明かして被害者を戻すのが人道にほかなるまい。しかしこうした振る舞いを見るにつけ、やはりこの国は異様な独裁者の統べる王朝との感を深くする。

▼ウソをつきはしないか、情報を小出しにしないか、今後の出方にもよほどの用心がいるだろう。国家間の協議というより、これは人質をたてに、ときに銃声を響かせて周囲を脅す者たちとの際どい交渉である。拉致被害者は政府認定の12人だけでなく、相当な数にのぼるに違いない。そんな闇を抱えた相手との闘いである。
人質を取って立てこもるという事件が、ときどき起きる。警察はなだめすかして犯人の説得に努め、多少の差し入れなどもしてやって  :日本経済新聞











[因]
北朝鮮からの日本海に向けた弾道ミサイル2発発射

[果]
そんな闇を抱えた相手との闘いだ。

<編集過程>
北朝鮮からの日本海に向けた弾道ミサイル2発発射拉致被害者を人質にとる様な際どい交渉だ。
弾道ミサイル発射で威嚇する北朝鮮とは国家間の協議ではなく、人質を盾に取り周囲を脅かす者達との際どい交渉だ。
弾道ミサイル発射で威嚇する北朝鮮との交渉は、人質を盾に取り周囲を脅かす者達との際どい交渉だ。
ミサイル発射で周囲を威嚇する北朝鮮との交渉は、人質を盾に取り周囲を脅かす者達との際どい交渉だ。
ミサイル発射で周囲を威嚇する北朝鮮との交渉は、
拉致被害者を盾に取りミサイル発射で威嚇を繰り返す北朝鮮との外交は、際どい交渉だ。
拉致被害者を人質にとりミサイル発射で威嚇を繰り返す北朝鮮との外交は、際どい交渉だ。

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