長時間労働是正と消費促進の政策は、実質賃金を伸ばさずして経済効果は上がるのか?
バブル期の日本で、ハナキンは輝いていた。若い人たちは聞き慣れぬだろうが「花の金曜日」の略である。ちょうど週休2日制が普及しつつあったから金曜の夜は心ウキウキ、街に出てパァーッと楽しもうという気分にあふれた言葉だったのだ。お気楽な時代ではある。
▼久々に、そんなハナキンを復活させようというのだろう。経済産業省や流通業界が連携して「プレミアムフライデー」なるものを仕掛けるそうだ。毎月末の金曜日は午後3時での退社を促し、買い物や外食、土日にかけての旅行を楽しんでもらうという。ニコニコマークみたいなロゴも登場し、来月24日が最初のその日だ。
▼長時間労働の是正と消費促進。いまどきの二大テーマを取り込んだキャンペーンだが、何それ? といった声も聞こえる。「月末の金曜日はいちばん忙しい」「有給休暇の消化が先決では」「肝心のお金がない」などなど、突っ込みどころに事欠かない。そもそも時給制で働く非正規雇用の人々には縁の薄い話ではないか。
▼それにしても月イチの、2時間ほどの時短で「プレミアム」とはいじましい。どうせなら、ハナキンよりずっと昔からあった土曜日の「半ドン」を毎週金曜にやってみたら……。いやいや相変わらず実質賃金は伸びないし、みんなさっさと家に帰るだけかもしれぬ。正月明けのこの3連休にも、残念だが先立つものがない。
バブル期の日本で、ハナキンは輝いていた。若い人たちは聞き慣れぬだろうが「花の金曜日」の略である。ちょうど週休2日制が普及 :日本経済新聞
[因]
プレミアムフライデーで長時間労働の是正と消費促進
[果]
いやいや相変わらず実質賃金は伸びないし、みんなさっさと家に帰るだけかもしれぬ
<編集過程>
長時間労働是正と消費促進の政策は、実質賃金を伸ばさずして経済効果は上がるのか?
長時間労働是正と消費促進をしても、実質賃金が伸びていないので経済効果はあがるのか?
長時間労働是正と消費促進をしても、実質賃金は伸びていないので成果は出るのか?
プレミアムフライデーで長時間労働是正と消費促進をしても、実質賃金は伸びていないので成果は出るのか?
プレミアムフライデーで長時間労働の是正と消費促進をしても、実質賃金は伸びていないので成果は出るのか?
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