2014年8月20日水曜日

2014-08-20

高付加価値バナナの生産に成功した田辺農園の様な経営革新を、国内農業にも期待したい。

2014/8/20付

 世界で1番バナナの輸出量が多い国はどこか。フィリピンではない。南米のエクアドルである。ガラパゴス島で有名なこの赤道直下の小さな国で、バナナ農業に一大革命を起こした日本人がいる。広さが東京ディズニーランド7個分の大農場を経営する田辺正裕さんだ。

▼父親に連れられ、高校生だった47年前に日本から移住した。麻の栽培からバナナへと手を広げたが、ある時「バナナは農産物ではなく工業製品になってしまった」と気づく。農薬や化学肥料をふんだんに使えば短期で成長し、大手企業がどんどん買い取っていく。でも誰がつくっても同じなら、農業の付加価値は先細りだ。

▼そこから孤独な戦いが始まった。茎や葉を発酵させて肥料を作り、ミミズを育てて土を豊かにする。コストは通常の2倍近くかかる。一緒にやろうと地元農家も誘ったが、手間のかかる農法に目を丸くするばかりで、誰もついて来なかった。そのバナナが日本で100円以上で売れている。1房ではなく1本の値段である。

▼たかがバナナ。されどバナナ。丁寧に育てれば、味と香りは格段に良くなる。買いたたかれず、高くても売れる人気商品となる。日焼けした田辺さんは仕事が楽しそうだ。田辺農園の成功は、1次産品の輸出に頼るエクアドル経済に一石を投じた。日本国内の農業はどうだろう。消費者を驚かせる経営の革新に期待したい。
世界で1番バナナの輸出量が多い国はどこか。フィリピンではない。南米のエクアドルである。ガラパゴス島で有名なこの赤道直下の  :日本経済新聞











[因]
高付加価値のバナナを生産している田辺農園

[果]
国内農業にも経営革新を期待したい。

<編集過程>
高付加価値のバナナを生産している田辺農園、国内農業にも経営革新を期待したい。
高付加価値のバナナを生産に成功した田辺農園のような経営革新を、国内農業にも期待したい。
手間をかけて品質の高いバナナを生産している田辺農園のような経営革新を、国内農業にも期待したい。
高付加価値のバナナを生産に成功した田辺農園のような経営革新を、国内農業にも期待したい。
高付加価値バナナの生産に成功した田辺農園の様な経営革新を、国内農業にも期待したい。


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