2014年6月10日火曜日

2014-06-10

増加する海外からのサイバー攻撃は、日本の対応力が試されており気持ちが引き締まる。

2014/6/10付

 東京急行といえば、東横線などの電車を走らせる電鉄会社のこと。と思いきや、もう一つ有名な東京急行があるそうだ。冷戦時代の話である。ソ連空軍機が東京に向かって頻繁に飛んで来ていた。同じ機体に同じ航路。水曜日が多く、まるで定期便の急行のようだった。

▼防空識別圏に侵入すれば、航空自衛隊はスクランブル発進する。すると「東京急行」はクルリと反転し、北海道の東部沖へと引き返していく。自衛隊と米軍の対応力を試していたのだとされる。領空を守る実力があるか。防衛識別圏は機能しているか。時間を計ったり、レーダーや通信の電波を調べたりしていたのだろう。

▼ソ連という国家は消えたが、ロシアの急行便は今でもやって来る。中国機の接近は日常茶飯事になった。しかも空だけではない。インターネット空間で、ちょっとしたサイバー攻撃が増えているという。決定的な破壊がないからといって油断は禁物だろう。本物の攻撃ではなく、小手調べをしているのかもしれないからだ。

▼見知らぬ相手からメールが舞い込む。微妙におかしな日本語のサイトに出会う。なんとなく「変だ」と感じる場面が増えたのは、気のせいではあるまい。自衛隊も警察も、今の体制では個人まで守り切れないのではないか。山ほどのパスワードを覚えるのは面倒くさいけれど、試されているかと思うと気持ちが引き締まる。
東京急行といえば、東横線などの電車を走らせる電鉄会社のこと。と思いきや、もう一つ有名な東京急行があるそうだ。冷戦時代の話  :日本経済新聞











[背景]
サイバー攻撃による小手調べの増加

[主張]
試されているかと思うと気持ちが引き締まる。


<編集過程>
海外からのサイバー攻撃の増加しており、対応力が試されているかと思うと気持ちが引き締まる。
海外からのサイバー攻撃増加しており、対応力が試されていると思うと気持ちが引き締まる。
増加する海外からのサイバー攻撃は、対応力が試されていると思うと気持ちが引き締まる。
増加する海外からのサイバー攻撃は、日本の対応力が試されていると思うと気持ちが引き締まる。
増加する海外からのサイバー攻撃は、日本の対応力が試されており気持ちが引き締まる。

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