2014年6月12日木曜日

2014-06-12

整備ミス相次ぐ日本航空は事業の重心を見失っているので会社運営原理を学び直すべきだ。

2014/6/12付

 金の冠に銀を混ぜてないか調べよ。王様のこんな難問に苦しんだ末、湯船につかった。あふれると同時に体が浮く。その時、閃(ひらめ)いた。よほどうれしかったのだろう。「見つけた!」と叫びながら飛び出すと、裸で街を走った。「アルキメデスの原理」発見の瞬間である。

▼古代ギリシャの科学者は、比重の考えで混ぜ物を見破っただけではない。てこの原理の例として「私にどこか足場があれば、地球を動かしてみせる」と豪語した。その証拠にと、巨大な軍艦を滑車で手もなく動かしてみせた。三角形などの図形や立体の重心も見つけた。全体の重さを支え、バランスをとる中心点のことだ。

▼日本航空のシステム障害では、重心が計算できず、178便が欠航、約1万4千人が迷惑した。均衡をとり荷物を配置する仕組みの故障だった。飛行機は重心が動くと離着陸できない。それだけではない。この8カ月で部品付け忘れなど整備ミスが16件発生。エンジン損傷や事故の恐れもある異例の事態と指摘されている。

▼人の重心はへその辺りにある。貝原益軒の養生訓では命の根がある場所。ここに力がないと体を支えられない。活動に支障も出るそうだ。航空会社にもあてはまる。へそは安全運航と顧客満足のはず。再建できて初心を忘れ、位置が見えなくなっていないか。会社運営の原理を学び直さないと、業績で臍(ほぞ)をかむことになる。
金の冠に銀を混ぜてないか調べよ。王様のこんな難問に苦しんだ末、湯船につかった。あふれると同時に体が浮く。その時、閃(ひら  :日本経済新聞











[因]
整備不良が相次ぐ日本航空

[果]
会社運営原理を学び直すべきだ。

<編集過程>
整備不良が相次ぐ日本航空は安全運行と顧客満足が見えなくなっているので、会社運営原理を学び直すべきだ。
整備ミスが相次ぐ日本航空は安全運行と顧客満足が見えなくなっているので、会社運営原理を学び直すべきだ。
整備ミスが相次ぐ日本航空は安全運行と顧客満足を見失っているので、会社運営原理を学び直すべきだ。
整備ミス相次ぐ日本航空は安全運行と顧客満足を見失っているので、会社運営原理を学び直すべきだ。
整備ミス相次ぐ日本航空は安全運行と顧客満足を見失っているので、会社運営原理を学び直せ。
整備ミス相次ぐ日本航空は事業の重心を見失っているので、安全運行と顧客満足を学び直せ。
整備ミス相次ぐ日本航空は事業の重心を見失っているので会社運営原理を学び直すべきだ。

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