2014年10月11日土曜日

2014-10-11

史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララの武器は、本とペンともう一つは勇気だ。

2014/10/11付

 「どの子がマララだ?」。2人組のテロリストがバスに乗り込んできたのは2年前、15歳のときだ。答える間もなく銃声3発。生死の間をさまよった少女は17歳になりノーベル平和賞に決まった。パキスタンのマララ・ユスフザイさん。ノーベル賞史上最年少の受賞だ。

▼日本ならば高校2年生の、重い年月を背負った少女である。女性が笑うことさえ禁じるイスラム過激派タリバンが跋扈(ばっこ)する国で、ペンネームで「女の子にも教育を」と訴え始めたとき、11歳だった。何も悪いことはしていない、と信じて。訴えが共感を得れば得るほどタリバンの理不尽な怒りを買い、揚げ句の凶弾だった。

▼ノーベル平和賞というと、反体制につく受賞者の系譜がある一方で、いささか首をかしげる受賞者がなくはない。最近なら一昨年の欧州連合(EU)、あるいは5年前のオバマ米大統領。政治的にすぎる、という批判も的外れではないだろう。それに比べ、昨年も有力視されていたマララさん受賞の報の何と清々(すがすが)しいことか。

▼「本とペンを持って闘いましょう。それこそが、私たちのもっとも強力な武器なのです」と語った去年の国連スピーチが記憶に残る。彼女にはもう一つ、勇気という武器がある。「どの子がマララだ?」。そのときを振り返って自伝に書いた。「答えられたら、女の子が学校に行くのを認めるべきだ、といってやれたのに」











[因]
ノーベル平和賞を受賞したマララ

[果]
武器はホントペンともう一つは勇気だ。

<編集過程>
ノーベル平和賞を受賞したマララの武器は、本とペンともう一つは勇気だ。
史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララの武器は、本とペンともう一つは勇気だ。

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