2014年4月5日土曜日

2014-04-05

海外を手本に個性を磨く日本の大学は、急がないと国内の優秀な学生からも見放される。

2014/4/5 3:30

 満開の木々がざわめくようだ。薄桃の雲が千鳥ケ淵、上野公園など名所を覆う。植物分類学の父、牧野富太郎博士なら、まだまだ貧相と言うだろう。なにしろ、東京を桜で埋め尽くし、世界に誇る「花の都」にしよう、上空からの眺めはさぞ壮観と夢を語った人だから。

▼「私は植物の精」というほど草木好きだが、学校嫌いで小学校を2年で中退した。以降は採集、観察に明け暮れ、英語や欧米の植物学も独習した。「学生同様の待遇」(「植物記」)で教室に入れ書籍や標本を見せた東京帝大の寛大さも味方した。新種を多数見つけて世界に知られ、苦難の末、東大講師となり学位も得る。

▼現代の大学も度量が広い。東大などが14日からネットで、講義の無料配信を始める。日本史や国際政治などをビデオで学べ、宿題や試験もある。やる気さえあれば距離や年齢、経済事情も関係ない。大卒資格ではないが、修了証を企業が採用・昇進の参考に使う動きもある。普及すれば学歴の意味もずいぶん変わってくる。

▼少子化や国際競争で大学の役割が変化してきた。優秀な学生を集め、個性を磨かないと生き残れない。実は日本の大学は周回遅れ。手本となった米国の無料講座は世界で1千万人以上が受講し、モンゴルなどアジアからも秀才を次々に発掘している。急がないと国内で進路に悩む学校嫌いの異才からも置いてきぼりを食う。
満開の木々がざわめくようだ。薄桃の雲が千鳥ケ淵、上野公園など名所を覆う。植物分類学の父、牧野富太郎博士なら、まだまだ貧相 :日本経済新聞











<編集過程>
大学の間口は広くなったが、世界に比べると後れを取っている
大学は優秀な学生を集め個性を磨かないと生き残れない 国内の学校嫌いの異才からも置いてきぼりを食う
海外と比較し日本の大学は優秀な人材発掘に
海外の大学だけでなく国内の優秀な学生からも置いてきぼりを食う
大学は優秀な学生を集め個性を磨かないと生き残れない、海外の大学だけでなく国内の優秀な学生からも見放される
個性を磨かないと生き残れない日本の大学は、海外の大学だけでなく国内の優秀な学生からも見放される
個性を磨かないと生き残れない日本の大学は、海外の大学だけでなく国内の優秀な学生からも見放される
個性を磨かないと生き残れない日本の大学は、海外の大学だけでなく国内の優秀な学生からも見放される
海外の大学を手本に優秀な学生を集め個性を磨く日本の大学は、急がないと国内の優秀な学生からも見放される
海外の大学を手本に個性を磨く日本の大学は、急がないと国内の優秀な学生からも見放される
海外を手本に個性を磨く日本の大学は、急がないと国内の優秀な学生からも見放される。

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