2014年4月17日木曜日

2014-04-17

ロシアの主権がはびこるウクライナでの対立、世界はこの解決策を有すると切に願いたい。

2014/4/17付

 歴史の墓場に眠っていたはずの幽霊を、現実が呼び覚ますことがある。ウクライナとロシアの対立をめぐって時に語られる「制限主権論」という言葉もそうだろう。もとは、社会主義体制全体の利益のためには個々の国の主権は制限されることがあるという理屈である。

▼結局、理屈は社会主義を守るのでなく旧ソ連を守るためにあった。一人前はソ連だけ、東欧の国々は半人前で「衛星国」と呼びならわされた。半人前が不遜な挙にでれば、一人前が武力で押さえ込んだ。それでも、1968年の「プラハの春」の後のような悲劇は東西冷戦の副葬品として墓場送りになったはずだったのだ。

▼そこに住む人の意思という名分を盾にクリミア半島を奪ってしまったのだから、いま、ロシアはウクライナを半人前どころか子ども扱いである。それでは済まない。ロシア人が多く住むウクライナの東部では親ロ派勢力とウクライナの治安部隊がぶつかり、プーチン大統領が「内戦寸前」という事態にまで立ち至っている。

▼起こりうるのは内戦なのか、それともロシア軍も加わった内戦以上のものなのか。防ぐ手立てはあるのか。クリミアはもはやロシアの持ち物なのか。そしてつまるところ、ウクライナを跋扈(ばっこ)する幽霊をもう一度墓場へと送り返せるのか。日々発せられる難問を解く知恵を世界は持っている、とこれほど思いたいことはない。
歴史の墓場に眠っていたはずの幽霊を、現実が呼び覚ますことがある。ウクライナとロシアの対立をめぐって時に語られる「制限主権  :日本経済新聞











[因]
ウクライナとロシアの対立をめぐって語られる制限主権論

[果]
世界は難問を解く知恵を持っていると、これほど感じたことはない。


<編集過程>
ウクライナとロシアの対立をめぐって語られる制限主権論、世界は難問を解く知恵を持っていると切に願いたい
制限主権論ウクライナとロシアの対立をめぐって語られる、世界は難問を解く知恵を持っていると切に願いたい
ロシアの主権がはびこる内戦寸前のウクライナでの対立を、世界は解く知恵を持っていると切に願いたい
ロシアの主権ばかりがはびこるウクライナでの対立を、世界は解く知恵を持っていると切に願いたい
ロシアの主権がはびこるウクライナでの対立を、世界は解く知恵を持っていると切に願いたい
ロシアの主権ばかりがはびこるウクライナでの対立、世界はこの解決策を持っていると切に願いたい
ロシアの主権ばかりがはびこるウクライナでの対立、世界はこの解決策を有すると切に願いたい
ロシアの主権がはびこるウクライナでの対立、世界はこの解決策を有すると切に願いたい。


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