2014年4月23日水曜日

2014-04-23

歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事で、それが不明瞭な閣議議事録はいかがなものか。

2014/4/23付

 イタリアのフィレンツェはルネサンスが花開いた都市だ。19世紀の文化史家ブルクハルトによれば、歴史叙述の仕方も進歩した。政治の出来事を並べるだけではなく、指導者たちが権力闘争に駆り立てられる動機や彼らの内面にも迫り、そこから何かをつかもうとした。

▼政治思想家マキアベリが晩年に著した「フィレンツェ史」もそうした新しさがある。メディチ家支配下のこの街で次々に起こった抗争の様子を詳しく描きながら歴史に学ぼうとした。国は秩序ある状態から無秩序へ、そして再び秩序ある状態へと移り変わる。敗者もまた立ち直るための時間を持っている――などと書いた。

▼政府が首相官邸のホームページで閣議の議事録の公開を始めた。政府の最高意思決定の場でどんなやり取りが交わされているかを知ることは、この国の動きをしっかり理解し、後世の人たちにも役立ててもらうため必要だ。議事録を公開するのは1885年に内閣制度が発足して以来、初めてだという。遅すぎた感がある。

▼問題は閣僚のやり取りが中身のあるものかどうかだ。閣僚懇談会を含めきのう公開された今月1日分の議事録をみる限り、事前に準備された資料に沿ったとおぼしき発言が並んでいる。形式的な発言からは、いま起きていることの背景や本質をくみ取るのが難しい。期待して議事録を見たのちの歴史家は何を思うだろうか。
イタリアのフィレンツェはルネサンスが花開いた都市だ。19世紀の文化史家ブルクハルトによれば、歴史叙述の仕方も進歩した。政  :日本経済新聞











[因]
歴史叙述には指導者たちの動機や内面がにも迫るよう進歩した

[果]
背景や本質を汲み取るのが難しい政府の議事録を歴史家が見たらどう思うのだろうか

<編集過程>
歴史叙述には指導者たちの動機や内面がにも迫るよう進歩し、背景や本質を汲み取るのが難しい政府の議事録を歴史家が見たらどう思うのだろうか
歴史叙述には指導者たちの動機や内面がにも迫るよう進歩し、背景や本質を汲み取り難い政府の議事録を歴史家が見たらどう思うだろうか
歴史叙述は進歩し、背景や本質を汲み取り難い政府の議事録を歴史家が見たらどう思うだろうか
歴史叙述は背景や本質を汲み取り進歩し、背景や本質を汲み取り難い政府の議事録を歴史家が見たらどう思うだろうか
歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事であり、背景や本質を汲み取り難い議事録はいかがなものか。
歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事であり、背景や本質が不明瞭な議事録はいかがなものか。
歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事で、背景や本質が不明瞭な議事録はいかがなものか。
歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事で、背景や本質が不明瞭な議事録はどうなのか。
歴史叙述は動機や内面にも迫ることが大事で、それが不明瞭な閣議議事録はいかがなものか。


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