2014年12月31日水曜日

2014-12-31

阪神大震災から20年の来年は、何がおきても互いが助け合う穏やかな日々となるよう祈る。

2014/12/31付

 大きくなったら、どんな仕事がしたい? 小学生の男の子に聞くと、昔からの定番は、スポーツ選手や運転手といったところだ。ただ最近では、警察官や消防士、自衛官と答える子が増えているらしい。「人を助ける仕事だからなのでは」と、先生たちは分析している。

▼こうした職業の人気は、近年の災害の多発と無関係ではないのかもしれない。振り返れば、今年も気の休まる間のないほど風水害に見舞われた。ゲリラ豪雨、スーパー台風、爆弾低気圧と耳慣れない言葉がニュースで流れ、「数十年に1度」を何度も聞いた。災害現場での救出活動は子供たちの目にも焼き付いたのだろう。

▼先月、長野県北部で夜に起きた地震は、震度6弱の大きなものだった。多くの家屋が倒壊して住人が取り残されたものの、近所の人たちが家から懐中電灯やジャッキを持ち寄って救出にあたり、1人の犠牲者も出さなかった。制服を着た人たちの活躍はもちろん、普段着のたくさんのヒーロー、ヒロインがいたわけである。

▼来る年は、阪神大震災から20年の節目にあたる。このときは若者が全国から被災地に駆けつけ、ボランティア元年とも呼ばれた。新しい年が穏やかな日々となるよう心から祈る。だが災害をゼロにはできないのが現実である。何が起きても、そのたびにお互いが助け合う。そんな社会であれば、希望が失われることはない。
大きくなったら、どんな仕事がしたい? 小学生の男の子に聞くと、昔からの定番は、スポーツ選手や運転手といったところだ。ただ  :日本経済新聞











[因]
来る年は、阪神大震災から20年の節目にあたる

[果]
新しい年が穏やかな日々となるよう心から祈る

<編集過程>
阪神大震災から20年の節目の来年は、穏やかな日々となるよう心から祈る。
阪神大震災から20年の節目の来年は、何がおきても互いが助け合う穏やかな日々となるよう心から祈る。
阪神大震災から20年目の来年は、何がおきても互いが助け合う穏やかな日々となるよう祈る。
阪神大震災から20年の来年は、何がおきても互いが助け合う穏やかな日々となるよう祈る。

0 件のコメント:

コメントを投稿